博士号取得への道-博論?何それ?美味しいの?-

博士号が欲しいよぉ~(CV:野田クリスタル)

2022年学界回顧

こんにちは。

 

スカーレット・ヨハンソンです。

 

早々にブログ放置。

やばめ~

 

ということで、書いていきます。

前置きが長いのはシャイだからです。ご了察…ご賢察…!

 

さて、法律時報93巻4号(2022)の2022年学界回顧の民法の部分を読みました。

学”会”ではなく学”界”というところがカッコイイ!

 

ところで、学界回顧とは何か。

説明しよう!(CV:富山敬)(リアタイではないが幼少の頃ヤッターマンに親しんだ。ちなみに富山敬バージョンのねずみ男も知っている。友蔵もである。VHSをレンタルしていたあの頃が懐かしい。テープが巻き込まれたときの恐怖。)

 

と大見得きったものの、自分の言葉じゃムリ

 

ということで、

山野目章夫「学界回顧を考える」法律時報92巻2号(2020)92頁によると、「学界回顧とは、知的情報空間における相互検証である」ということです。

 

毎年、法律時報の12月号には学界回顧が掲載されるのですが、これをみると年の瀬を感じるようになりました。

法律時報25巻12号(1953)110頁の編集後記では、「本年度においてどんな著書が出版され、どんな論文が発表せられたか、本誌としてはできるだけ正確な位置づけを伴った登記をしておきたいと考える」と述べられております。

 

この「登記」を参照することで読むべき論文を発見することができます。

日本評論社様、法律時報編集部様、執筆者の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

あたいの勉強している成年後見制度に関しては、以下の書籍・論文が紹介されておりました。メモとして記します。

 

(書籍)

新井誠成年後見制度の生成と展開』(有斐閣、2021)

澁谷彰久ほか編『成年後見・民事信託の実践と利用促進』(日本加除出版、2021)

 

(論文)

赤沼康弘「現行法定後見における3類型の限界と解消策」岡伸浩ほか編「高齢社会における民法・信託法の展開」(日本評論社、2021)

上山泰「成年後見制度の中長期的課題に関する覚書」同上書

清水恵介「成年後見制度における法定代理と本人の帰責」同上書

西希代子「高齢者法からみた成年後見制度の意義」実践成年後見100号

同「高齢者と財産:財産の承継と管理」NBL1224号

橋本有生「成年被後見人の面会交流支援について:近時の裁判例を題材として」早稲田法学97巻

同「成年被後見人等の面会交流と成年後見人等の権利・義務」実践成年後見100号

山口詩帆「アルゼンチン法におけるインフォームド・コンセントの生成とその民事法的意義:本人意思尊重のための法制度構築に向けた基礎的考察として」法制論究131号

 

アルゼンチン法までご研究されている方がいらっしゃるんですね。。。

アルゼンチンの知識といえば、元力士でDDTのレスラー・星誕期様のことしか浮かばない…

あっ、星安出寿がいた…!

古畑任三郎は、星誕期、星安出寿推しでしたよね。コンドルは飛んでいくを口ずさむくだりがあったなあ

 

学界回顧には思い出があります。

拙者は、去年、はじめて論文を出しました。

修士課程在学時に、博士の先輩から、「論文を公表したら、年末の学界回顧を読むといいよ」とアドバイスを受けたことを思い出し、図書館に行きました。テーマが後見だったので、民法家族法)の部分を読んだのですが、アウトオブ眼中。

まあ、そんなもんだよなと思い、本を閉じました。

 

数か月後、何気なく読んでいた民法(財産法)の学界回顧。そこに自分の名前が…!

大学の先生に読んで頂けた!そのことだけで、大学院に来て良かったなあと思えるくらい、嬉しかったのを覚えています。

 

急いで書店に走り、当該号を2冊購入。1冊は遠方の祖父に送り、喜んでもらえました。

その後、祖父とは会えないまま、今夏にお別れをすることとなりました。司法試験の合格を直接伝えられなかったことに鑑みると、学界回顧で取り上げていただいたことが、唯一、祖父に形をもって伝えられた成果?であります。

 

自分用にも1冊。今ではお守り的存在。

 

と思い出を比較的長々と書いてしまいましたが、学界回顧はとても有難い存在です。

 

ご紹介いただいたのが最初で最後とならないよう、頑張っていこうと思います。

そのために、今年紹介されていた関連文献をちゃんと読んでおこう…!

 

ネクスタイム!バイナウ!